西野つかさを応援するスレ Part85
- 21 名前: 桜 投稿日:04/03/15 23:05 ID:d1QjNdtC
- また過ぎゆく季節の風が、新しい季節の風へと姿を変える。
中学時代に何度も歩いた帰り道を、俺たちは手をつないで一緒に歩く。
西野の手は冷たくて、つないだ手の温度差に胸が苦しくなった。
明日になれば俺たちは別れる。そして、お互いの夢へと向かって歩き出す。
あとどれだけの季節を越えれば、俺たちは再び巡り会えるのだろう。
その時に変わらないことを望むのは、叶わない願いなのだろうか。
きっとそうじゃない。
例え今日が「あの頃」と呼ばれても、二人の間に「距離」という見えない
何かがあったとしても、きっと変わらないはず。
だから俺は・・・・・ずっと待ってる。西野とまた会える日を・・・・・・。
俺たちはお互いの卒業証書を交換した。
無理して妙にはしゃぐ西野が、やけに切なくて涙がでた。
「淳平くん。こっち向いて!!」
「えっ?」
カシャ!!
少し涙ぐんだ俺の顔が、西野のカメラに収められた――――――――。
必死に笑顔で涙を隠す西野が、誰よりも愛しく感じた別れだった。
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